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10月~11月のみどころ

 9月の下旬を過ぎる頃、知床連山には白い雪が降り始めます。今年の初冠雪は9月24日でした。これから紅葉を向かえ、そして初冬へと季節は移り変わっていきます。紅葉と雪が、山の上から里へと降りてくる季節の変化を自分の目で見て感じとれる季節です。

 

紅葉

08-10-11midokoro1.jpg 紅葉は例年、9月下旬ごろから山の稜線部からはじまり、徐々に標高をさげるように降りてきます。今年は、全道的に1週間ほど早くすすんできているようで、知床峠や羅臼湖登山道など標高600m~700mくらいの場所は、9月下旬~10月上旬頃ごろに見ごろとなるでしょう。知床五湖やフレペの滝遊歩道など標高100m~200m付近では、10月中旬ごろでしょうか?紅葉が過ぎる頃には、寒さも一段と厳しくなり山の稜線は雪で白く変化し、11月にはいってくると知床五湖の水面が凍り始めます。11月下旬には知床五湖方面の道路の閉鎖に合わせて、遊歩道の散策ができなくなりますのでご注意下さい。(写真 左:紅葉の知床五湖)

 

 動物の冬支度

08-10-11midokoro2.jpg 知床に住む多くの動物たちは、きたる冬に向けて準備を着々と進めていきます。リスたちはたくさんの木の実をあつめ、冬眠や冬越しの準備し、ヒグマもドングリやヤマブドウなど森の恵みをたくさん食べて冬眠に備えます。エゾシカはというと、ちょうど10月~11月が彼らの繁殖期。角磨ぎ(つのとぎ)を済ませ、立派な角を頭に乗せた雄ジカが我が物顔で、草原や森の中を歩き回っています。体の毛の模様も茶色時に白い斑点模様だった夏毛から、濃い茶色の冬毛へと生えかわりました。冬の準備もできたところで、自分達の子孫を残すための駆け引きが繰り広げられます。「ブフィーヨー」と遠くから声が聞こえてきたら、それは雄ジカが他の雄への牽制(けんせい)のために出している声。ラッティングコールと呼ばれる雄ジカの鳴き声です。エゾシカの社会は1頭の雄がたくさんの雌をかかえるハーレムを形成します。さまざまな動物が厳しい生存競争をおこなっています。(写真 右:冬毛になったエゾシカの雄)

 

オオワシの渡り

08-10-11midokoro3.jpg 季節が進むに連れて、吹いてくる風も北からの冷たい風に変わってきます。10月中旬~11月中旬ごろの北西から強い風が吹きぬける日。この日に北の大地からオオワシたちが渡ってきます。オオワシたちは、流氷がなくなっていく時期までの数ヶ月をこの知床を越冬していくのです。渡りの日には、多いときで1時間に数百羽のワシたちが半島基部の方角から知床岬方面へ通過していきます。オシンコシンの滝周辺やプユニ岬など、高台から遠くを見渡せる場所で次々とやってくるワシたちを観察してみましょう。翼を広げると2mを超える大きな体を風に乗せて、グライダーのように滑空して飛んできます。その体の大きさや迫力に魅せられる人も多いのです。(写真 左:オオワシの成鳥)

 

確実にやってくる冬

08-10-11midokoro4.jpg 10月~11月は、雪も降り始める季節です。路面も凍結してくる恐れもあります。自動車で知床を訪れようと考えている方は、峠越えをしてくることも考慮して、スタッドレスタイヤにしておいてください。外での散策も寒くないようにしっかりとした防寒対策をする必要があります。フリースなどのあたたかい服装のほか、防水素材のアウターウェアや帽子、手袋などの準備も忘れずに。
(写真 左:知床五湖・二湖)

 

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