知床クルーズ
こんにちは、知床第一ホテルのライターの佐藤です!
突然ですが、「知床」という地名はアイヌ語のシリ・エトク(sir・etok) (地の先っぽ)から由来している事はご存知ですか?多くの方はご存知ないと思います。そんな北海道の先っぽに位置する知床は少々不便な土地柄、手付かずの自然が残されている事で有名です。
ではその手付かずの自然を最大限満喫するにはどうしたらいいでしょうか?
クルーズ船です!
クルーズ船でオホーツク海から手付かずの自然や野生のヒグマを眺めると最高です!そんなクルーズ船ですが、複数の会社がサービスを提供していて正直どれがどういいのかわからないという方が多いと思います。
そこでこのブログでは知床をクルーズ船で周る4つのプランの詳細とそれぞれの料金、そしてどの船にはどんな方がオススメかご紹介します!
このブログをご覧になって、それぞれの違いをわかっていただけると幸いです。
知床のクルーズ、観光船業者の安全に関しての取り組み
まず最初に2022年に発生した観光船事故で、少し乗船に不安を感じてる人もおられると思うので、現在の道東地域の安全の取り組みについてご紹介します。
道東地域のクルーズ、観光船業者については、北海道運輸局や、他の業者と連携しながら、安全性の高い運航を行うべく日々心がけています。
具体的には「運航前の点検やメンテナンスの徹底」、「他船との連絡体制強化」、「気象条件の慎重な判断」「漁船とのコミュニケーションの強化」「単独での出航禁止」などルールとして定め、各業者は決まりを厳守して運航します。
特に小型船の場合は、天候の影響を受けやすいため、複数船で出航することを基本としています。
知床の観光業者が公表している安全対策に関しては以下のサイトをご確認ください。
知床観光関連事業者の安全対策
道東観光開発(観光船おーろら)の安全対策・安全運航の取組
知床小型観光船協議会の安全対策・安全運航の取組
では改めて、知床を訪れたらぜひお勧めしたいクルーズを4社、紹介いたします!
その1. 知床観光船おーろら
参考:https://www.ms-aurora.com/shiretoko/
運航期間:4月下旬-10下旬
周回ルート:ウトロ港→カムイワッカ湯の滝/ウトロ港→知床岬
所要時間:1時間30分/3時間45分
費用:大人3,300円 / 6,800円 (団体割引有り)
予約の有無:有
船:大型船
まずは道民以外の方にも比較的有名な「知床観光船おーろら」についてご紹介します!
知床観光船おーろらは2種類の周回ルートがあります。
参考:https://www.ms-aurora.com/shiretoko/cruise/
6,800円のプランはウトロ港から出発し、知床岬まで行った後、Uターンして戻ってきます。3,300円のプランはウトロ港から知床岬の約半分の距離にあるカムイワッカ湯の滝まで行った後Uターンしてウトロ港へ戻ります。
運が良ければ船からイルカを見ることができます!
メリット:船が大きい分揺れが少ないです。
※団体向け、揺れが苦手な人にオススメです!
ちなみにこの観光船のおーろらは、冬は網走港から出発し、オホーツク海の流氷を見れるツアーに変貌します!冬はおーろら船から流氷の上に佇むアザラシやキタキツネの姿を見ることができます!
参考:https://www.ms-aurora.com/abashiri/
観光船おーろらのもう一つの大きなメリットとしては、大型船のため揺れが少なく、安全にクルーズを楽しめるということです。
観光船の事故もあり、少し不安に感じておられる方や、特に小さなお子様のおられる方は、まずは大型船のおーろらで、ゆったりとオホーツク海を楽しむのがいいかもしれません。
その2. 知床クルーザー観光船ドルフィン
参考:https://shiretoko-kankosen.com/
運航期間:4月下旬 – 10月上旬
周回ルート:カムイワッカの滝コース/ルシャ海岸コース/知床岬コース
所要時間:1時間/1時間40分/3時間
費用:大人3,500円 / 6,000円 / 8,800円
予約の有無:有
船:小型船(クルーザー型)
次にご紹介したいのは知床クルーザー観光船ドルフィンです。
こちらも観光船おーろらとほぼ同様のコースを回ります。では、観光船おーろらとの違いは何か?
基本的な違いは3つで、一つはコースが3つあることと、次に料金、そして船です。
まずコースですが、知床クルーザー観光船ドルフィンは観光船おーろらと違い、ウトロ港からカムイワッカの滝、ウトロ港からルシャ海岸、ウトロ港から知床岬の3つのコースがあります。
また、観光船おーろらは「船」であるのに対して、観光船ドルフインは「クルーザー」です。クルーザーの方が小型で、海の上でより臨場感を味わえる形です。
※ただし小型船はその分揺れるので船酔いに注意です!
メリット:公式サイトから予約すると割引があります!
※個人旅行者や少人数にオススメです!
その3. ゴジラ岩観光
参考:https://kamuiwakka.jp/
運航期間:4月下旬 – 10月下旬
周回ルート:硫黄山コース/ルシャコース/知床岬コース
所要時間:1時間/1時間40分/3時間
費用:大人3,500円 / 6,000円 / 8,800円 (大人)
予約の有無:有
船:小型船(クルーザー型)
こちらも周回ルートはおーろらやドルフィンと変わりません。では何が違うか?
おーろらとドルフィンは海から知床半島を見るのにフォーカスをしていますが、ゴジラ岩観光はクジラやイルカといった動物を見るプランがあるのが特徴です。
また、家族で楽しめるアクティビティも提供しており、アクティビティとクルーズをセットにしたお得なプランもあります!
メリット:ウトロエリアと羅臼エリアのクルーズを両方ご利用すると通常よりも安い料金で乗船できます。
※動物を見たい子どもがいる家族連れにオススメです。また、少しぐらい時間を拘束されてもいいからクルーズ船を満喫したいという方にオススメです!
その4. 知床世界遺産クルーズFOX
参考:https://cafefox.jp/
運航期間:4月下旬 – 10月下旬
周回ルート:カムイワッカコース/知床世界遺産コース
所要時間:1時間10分/3時間10分
費用:大人8,800円 / 3,000円/8,800円 (大人)
予約の有無:有
船:小型船(クルーザー型)
こちらもゴジラ岩観光や観光船ドルフィンと同様のコースで、同様のクルーザー型の船です。その他のクルーズ船と比べて特段コースや船に違いはありません。
ただ知床世界遺産クルーズFOXは座席によって料金が変わるのにご注意ください。また、公式サイトのクーポン券を使うと割引があるので、ご利用の際はお忘れなく!
メリット:お得なクーポン券が HP にあります!
※個人旅行客にオススメです!
知床クルーズ船で気をつける事
次にクルーズ船をご利用する上で気をつけたい点についてお話をしたいと思います。
<服装>
ウィンドブレーカーやジャケット
知床の5月はまだまだ冷える事があります。また、海上は風が強いことも多いため、春夏問わずウインドブレーカーや何らかの上着を持って行く事をオススメします。
※冬場の流氷クルーズは特に冷えるので防寒着が必要です。
<持ち物>
酔い止め、お水、サングラス
船酔いをする方は酔い止めを持参するといいです。特に初めてクルーズ船に乗る方は酔い止めを持参する事を強くオススメします。また、船上で喉が渇いた時のために水を持参するといいです。会場は思いの外日差しが強いのでサングラスもオススメです。
<生き物と遭遇したら>
驚かせない、無理な接近をしない、餌やりはしない
知床のクルーズ会社は野生動物の生態を壊さないよう細心の注意を払って運行しています。観光客もマナーを守り、いたずらに野生動物を刺激したり、餌やりはしないようにしましょう。また撮影のための無理な接近も転落の危険があるので注意してください。
知床第一ホテルのお得なクルーズ船プラン
ここまでご覧になっていかがでしょうか?クルーズ船を是非利用したいという気持ちになったのではないでしょうか?そんな皆さんに知床クルーズ船と知床第一ホテルの宿泊がセットになったお得なプランを最後ご紹介したいと思います
知床のクルーズ船及び観光船をご利用になられる方の多くが、クルーズ船をご利用になったその日に知床に宿泊されるかと思います。そんな時、宿泊とクルーズ船の予約を別々にするととても面倒です!
でもご安心ください!なんと知床第一ホテルでは上記5つのクルーズ船と宿泊がセットにプランをご提供しています。
つまり、今後知床に宿泊する予定で尚且つクルーザー及び観光船をご利用の場合、知床第一ホテルの宿泊プランを選べば別々に予約を取る手間が省け、尚且つ公式HPからの予約で5%の宿泊割引が適用されます!この機会に是非ご検討ください!
宿泊とクルーズのセットプラン予約(以下一例):https://shiretoko-1.com/shirietoku/
以上、知床第一ホテルのライターの佐藤でした!
writer profile知床第一ホテルライター 佐藤峻
これまでアメリカ、日本、台湾、シンガポールに在住。コロナ以前は年に一回は必ず海外に行く大の海外旅行好き。台湾では日本人の視点から台湾や日本の商習慣を描写したコラムを連載中。
知床の魅力をグローバルな視点からお届け予定!
hobby読書、旅行、散歩
Writerライター